2024/07/20(土) 18:53
令和6年能登半島地震復興支援競輪
「熊本競輪再建記念」F1(初日)
熊本競輪Re:スタート、開会式
大西一史熊本市長が挨拶
「熊本競輪の再建にあたりましては、有識者や住民の皆様のご意見を踏まえ、バンク周長を400mに変更するとともに、特別観覧席をメインスタンドに設けました。令和7年度に再建予定のサービスセンターなどについては熊本地震の教訓をもとに、地域コミュニティーや防災の拠点として利用できるよう進めているところです。また、令和8年には全日本選抜競輪G1の開催が決まっており、力強く復興した熊本競輪姿をお届けするために、皆様方のなお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます」
熊本所属選手の徳永哲人、西島叶子、野口大誠、伊藤旭などがファンに団扇のプレゼント
開門時には300人が集まり、敢闘門が開くとスタンドから大きな拍手と歓声が広がった熊本競輪
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\熊本競輪F1(初日)注目選手ピックアップ/
【初日1R=A級予選】
「緊張と感動の初戦」
3着/半田誠(A2・熊本123期)
緊張あり感動ありで、たくさんの声援をもらったので力になりました。ありがたいです。ここに向けて一生懸命やってきました。1レースを任せてもらい、走れたことは、今後につながる大きな経験になると思います。明日以降も、皆さんの期待に応えられるよう頑張ります。
【初日5R=A級初特選】
「特別な気持ちで臨む」
3着/松本秀乃慎(A1・熊本121期)
単騎が多かったのですが、そこはあまり気にせず、先頭に立つつもりで、やりたいことができました。今まで味わったことがないくらいの声援で緊張しましたが、楽しめましたし、最後まで踏めました。震災の時は、中学生で野球をしていました。自転車を始めて選手になり、高いレベルで走れる選手になりたくてやってきました。やっと再建で、最初のレースに呼んでもらえたので、特別な気持ちだし、いい状態で臨めています。明日、明後日も自分の走りをして優勝できるように頑張ります。
【初日7R=S級予選】
「オッズを見てビックリ」
1着/山根慶太(S2・岡山123期)
今日は、たまたまやりあってくれたので。コーナーで勝手にふくらんだりして、普通の400バンクとは違いますね。脚の状態は、1着が取れているのでいいのかなと思います。自分は脚が強くて特別昇級できたわけではないので、S級では通用しないと思っていましたが、(S級初戦を)頑張ろうと思っていました。オッズ(一番人気)を見てビックリしました。今後は、仕掛けどころを逃さないようにしていきたいです。
【初日10R=S級予選】
「お客さんに申し訳ないです」
3着/上野優太(S2・熊本113期)
最後、甘かったですね。脚は溜まっていたのですが、もう少し車間を空けておけば良かったですかね。自分も2着までに残れなかったので、お客さんに申し訳ないです。迷惑をかけてしまいました。
【初日11R=S級予選】
「父の練習メニューを取り入れ」
1着/緒方将樹(S2・熊本117期)
熊本の皆が力を発揮できず、ここまで1着がなかったので、何とかしなければと思っていました。後ろに中本匠栄さんで、自力のある佐藤幸治さんが3番手についてくれたので、先行してどれだけ残れるかの戦いをしたことが、一番大きかったです。1着が取れ、ワンツースリーが決まったことが収穫です。初めて大声援の中を走ったので、途中で泣きそうになりましたし、嬉しいと思いました。今回、練習に親父のメニューを入れ、苦しいですが自分なりにできたので、ためになりました。熊本には、家族もそうですが、支えてくれる方がいるので、価値のある1着となりました。今回は決勝に乗るつもりで練習を頑張ったので、対戦相手がどんなに強くても、勝ち上がれるように備えます。
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【熊本競輪F1(初日)12R=S級初特選】
1/北井佑季(S1・神奈川119期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/橋本強(S1・愛媛89期)
4/島川将貴(S1・徳島109期)
5/山崎芳仁(S1・福島88期)
6/皿屋豊(S1・三重111期)
7/中川誠一郎(S1・熊本85期)
■レース展開
赤板で北井佑季に島川将貴が並びかけて、先頭に立つと、嘉永も踏んで打鐘前に九州両者が前に出る。引いた北井は打鐘で仕掛けると、嘉永を叩いて主導権を握っていく。番手は山崎が続き、嘉永が3番手、単騎の皿屋が5番手、島川が6番手で最終HSを通過。最終2コーナーから島川が捲りを打つも、4番手外までで後退。逃げ粘る北井をゴール前で山崎が差し切り1着。2着に北井。3着に嘉永が入線した。
【熊本競輪F1(初日)12R=S級初特選・結果】
2車単5-1 1,220円(6番人気)
3連単5-1‐2 4,780円(14番人気)
1着/山崎芳仁(S1・福島88期)
北井(佑季)君が赤板で引いたので、緩んだところで仕掛けると思い、その時に車間が空かないように集中していました。最後は、嘉永(泰斗)君が捲り追い込んでくるかなと思ったので、中を割られないように警戒しながらでした。北井くんとワンツーが決まって良かったです。今日は番手の競走だったので、バンクのクセは分からなかったのですが、ファンの声援が多くて、F1なのにG1のようで走りやすかったです。
2着/北井佑季(S1・神奈川119期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
(島川将貴が赤板で)けん制してくるなど想定していました。(熊本競輪再建の)最初のレースでお客さんに集まってもらっていたので、あそこは一呼吸おいて、行けるところを探そうと思いました。熊本バンクは、捲りの時に、展開の波があり、3コーナーでバンクを上るかもしれない。その時に外々を走った時にどうなるのかは分からないですが、気温も高かったこともあり、走りやすかったです。(P-Navi編集部)