【伊勢崎オートG2】荒尾聡が稲妻賞連覇!

2024/06/10(月) 01:09

【伊勢崎オートG2】荒尾聡が稲妻賞連覇!

2024年6月9日 伊勢崎オート

日本トーター・日刊スポーツ杯
G2稲妻賞(最終日)

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m
良走路(走路温度27度)
1/石貝武之(浜松27期)0m 3.37
2/押田和也(伊勢崎27期)0m 3.33
3/加賀谷建明(川口27期)10m 3.30
4/早川清太郎(伊勢崎29期)10m 3.28
5/荒尾聡(飯塚27期)10m 3.29
6/佐藤貴也(浜松29期)10m 3.29
7/中村雅人(川口28期)10m 3.30
8/青山周平(伊勢崎31期)10m 3.28
※右数字はハンデ、試走タイム

昨年は湿走路決戦を荒尾聡が制した伊勢崎オートのG2「稲妻賞」。今年は最終日こそ小雨が降る時間帯があったものの、おおむね晴れの良走路でレースが展開。ナイター開催ではあったが、各日の序盤戦から熱走路になることも多く、軽ハンデ勢の健闘も目立った。
その中でも、絶対的な強さを見せつけたのはナンバーワンの青山周平。初日から盤石のレース運びで、勝ち星を積み重ねて、無傷の4連勝で優勝戦に進出を果たした。中村雅人、佐藤貴也、早川清太郎、加賀谷建明の実力者に、連覇にかかる荒尾聡らが、青山にストップをかける選手が現れるのかが優勝戦の焦点となった。

最終日・優勝戦。試走は3.28で青山がトップタイムをマーク。3.28で早川、3.29で荒尾、佐藤が続いた。人気は青山に集中し、3連単も1から14番人気までが青山の1着。対抗一番手には同じく伊勢崎の早川が推されていた。

スタートは0mハンデの両者が決めて、10mからは荒尾が好ダッシュで飛び出し3番手、さらに青山も好位から追う。荒尾は2周回で前を行く石貝、押田をまとめてかわして先頭に立つと、そこから青山、中村、早川、佐藤貴も加わって、5車による熾烈な優勝争いが繰り広げらる。それでも、後続の仕掛けを最後までシャットアウトした荒尾が、押し切り優勝のチェッカー。大激戦を制して、稲妻賞連覇、G2は通算11回目の優勝を達成した。

■レース展開


スタートは0mハンデは石貝、押田で枠なりに飛び出し、10mからは荒尾が3番手、大外からカマした青山が4番手に付ける、2周回1コーナーで押田が石貝をとらえるが、3コーナーで荒尾がインに入り2車をかわして一気に先頭に立つ。荒尾に続いて、青山も2番手に上がり、さらい3周回で中村が3番手に上がる。2番手の青山は4周回目に荒尾のインを狙うが、荒尾が抑えて、捲りで中村が2番手に浮上。中村はアウトから逆転を狙うが、荒尾も封じていく。7周回で中村が浮いたところを再度、青山が突いて、さらに荒尾のインを狙うが、これも荒尾が抑えて、青山が引いたところを、早川、佐藤貴が浮上。残り1周で荒尾が先頭、2番手に早川、3番手以降に青山、佐藤貴、中村の隊列。青山は早川のインをのぞくが入れず、その間隙で中村がアウトから3番手まで上がる。最終コーナーを回って、早川が2番手から差を詰めるが、荒尾が押し切って優勝。2着に早川、3着に中村が入線した。4連勝で勝ち上がってきた青山だったが、激戦を展開したものの4着に終わった。

【G2稲妻賞・優勝戦】
2連単5-4 5,720円(14番人気)
3連単5-4-7 72,300円(103番人気)


優勝/荒尾聡(飯塚27期)
競走車名:デフジャムAK
ランク:S10
競走タイム:3.401
今節成績:3着・6着・6着・1着・1着
次走出場予定:飯塚(6月16日~6月18日)

(優勝インタビューより)
もう、2日目・3日目の試走に行った時点から、まさかこんなことになるとは思っていませんでした。
32番目の勝ち上がりで、逆に開き直って、しっかりやれることをやろうと思った結果が、優勝につながったと思います。
試走はすごい良かったです。タイム以上に手応えがありました。
スタートはかなりタイミングも張り込んだつもりですが、切れ自体も良かったです。
1番(石貝)、2番(押田)を抜く時点でビジョンを見たら、もう8番(青山)が来ていたので。でも、ペースを上げられる自信も無かったので、ああいうレースになってしまって、何人かには迷惑をかけてしまい、そこは反省しています。
(早川が来たことも)見えていました。もう差されないことを願っていました。
伊勢崎が大好きなので、これからも応援よろしくお願いします。

※掲載の写真は、伊勢崎オート、公益財団法人JKA提供です。(P-Navi編集部)

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