2024/02/01(木) 14:28
スーパースター王座決定戦トライアル戦出場選手選考基準における「SGレース等優勝戦得点表及び選考審査回数」の変更が本日、JKAより発表された。なお、この変更は、2024年12月開催のSG第39回スーパースター王座決定戦出場選手選考から適用される。
【変更点1】
現行のSGレース優勝戦における点数配分において、2着および3着の得点が高く、優勝戦1走の得点で、ほぼ選考安全圏に到達することで、年間を通しての競争性が低下している状況を改善するため、SGレース優勝戦得点表の得点設定を変更する。
SGレース優勝戦得点表(変更前)
着順 得点
2着=15点
3着=10点
4着=7点
5着=5点
6着=3点
7着=2点
8着=1点
責外=2点
責任=0点
SGレース優勝戦得点表(変更後)
着順 得点
2着=10点
3着=8点
4着=7点
5着=6点
6着=5点
7着=4点
8着=3点
責外=4点
責任=0点
→SG優勝戦の2着、3着の得点が減、5着~8着および責外の得点が増となった。
【変更点2】
現行の特別G1共同通信社プレミアムカップは、SGレースと遜色ない出場選手構成で開催されるにもかかわらず、優勝戦3着までの得点付与となっていることを改善するため、特別G1優勝戦得点表において、4着以下の得点を新設すると共に得点設定を変更する。
共同通信社杯プレミアムカップ優勝戦得点表(変更前)
着順 得点
1着=10点
2着=5点
3着=3点
責任=0
共同通信社杯プレミアムカップ優勝戦得点表(変更後)
着順 得点
1着=10点
2着=8点
3着=6点
4着=5点
5着=4点
6着=3点
7着=2点
8着=1点
責外=2点
責任=0点
【変更点3】
各地区競走成績第1位者の選考審査回数が他のSG(日本選手権・全日本選抜)の回数と均衡を欠いていることから、審査期間に応じた適切な回数に是正するため、36回以上出場に変更する。
変更前=18回以上
変更後=36回以上
***************
【参考】
今回変更された得点を2023年の着順に当てはめとどうなるか、シミュレートしてみる。
選手名 2023年得点→変更後の得点
金子大輔 30点→30点
佐藤摩弥 24点→22点
黒川京介 20点→18点
荒尾 聡 15点→19点
永井大介 11点→11点
伊藤信夫 11点→11点
鈴木宏和 7点→13点
長田稚也 7点→7点
西原智昭 7点→7点
佐藤貴也 6点→11点
高橋 貢 5点→10点
中村杏亮 5点→6点
篠原 睦 3点→9点
角南一如 1点→3点
中村雅人 5点→13点(各場1位で出場)
有吉辰也 3点→7点(各場1位で出場)
松尾啓史 0点→3点(各場1位で出場)
若井友和 0点→5点
木村武之 0点→3点
SG優勝の青山周平、鈴木圭一郎は除外、さらに各場1位の3名を除いた、得点上位順の11名がトライアル戦への出場が決まるとすると、昨年の得点表では補欠だった篠原睦が、SG優勝戦の得点アップと特別G1の得点も加えて9点(3点→7点、特別G1→2点)で10番目にジャンプアップ。そして、本来は得点9位だった西原は、佐藤貴、高橋、そして篠原に得点で抜かれて圏外になる計算となる。
もうひとつのポイントは、若井友和と木村武之で、本来は0点だったが、特別G1の優勝戦に進出しており、若井が5点、木村は3点を獲得することになる。
2023年に置き換えて新得点をシミュレーションすると、昨年の場合は7点の争いになった。特別G1優勝戦の得点やSG優勝戦の下位得点も、かなり重要になってくることが分かる。今まで以上に、スーパースター王座決定戦トライアル戦を目指す戦いは、激しさを増していくことになりそうだ。
※トップ掲載の写真はイメージです。(P-Navi編集部)