西武園G3(最終日)レポート

2019/08/04(日) 19:00

西武園G3(最終日)レポート

2019年8月4日

西武園G3(最終日)ゴールド・ウイング賞

【12R=S級決勝】

1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/渡部哲男(S1・愛媛84期)
3/佐藤慎太郎(S1・福島78期)
4/山賀雅仁(S1・千葉87期)
5/和田圭(S1・宮城92期)
6/水谷良和(S2・愛知70期)
7/和田健太郎(S1・千葉87期)
8/小林泰正(S2・群馬113期)
9/内藤秀久(S1・神奈川89期)

8135・2・7496の並びでレースは進んでいく。

青板に入り、和田健が3車を引き連れて上昇。

そして、関東&北日本結束の4車ラインの外側を並走する。
だが、第4コーナーで小林が和田健と接触、落車(後に再乗入線)してしまう。

8車になって赤板突入。
和田健を先頭にした4車に平原は包まれる。

和田健が主導権を取り、平原が内に詰まった状態で打鐘を迎える。

スローペースの和田健の先行で残り1周回。

第1センターで平原は山賀を捌いて、苦しい位置から抜け出す。

和田健の番手にハマり、形勢逆転、絶好の展開となる。

最終BS、平原の後ろをシッカリ佐藤と和田圭が追走。

そして、最終第3コーナーから平原の捲り追い込み。
最終第4コーナー手前で出切った。

そして、そのまま平原が1着でゴールナインを駆け抜けた。
2着=佐藤、3着=和田圭、小林を途中で欠いてしまったが、ラインで決めるレースとなった。

平原は6月の久留米記念以来、通算20回目の記念競輪優勝。
地元の西武園記念は9年ぶりの制覇となった。

優勝/平原康多(SS・埼玉87期)
和田さん(健太郎)の先行はあるかもなと、思っていましたね。
アクシデントがあったけど、小林君の分もという気持ちになりました。
なかなかペースが上がっていかなかった。
だから、引いたら勝負権はなくなってしまう、それで飛びつく形に。
とにかく早く決めて、出ないとって、位置を確保した。
ラインの4番手まで回ってくれている選手のこともあるから、抜かれても早目に仕掛けないといけませんでしたし。
新車が馴染んできたと言うか、身体が馴染んできた。
決勝の感触が一番良かったですね。
なかなか地元の記念で結果が出せていなかった。
若い選手もたくさん出てきているので、自分が勝たなきゃいけないというプレッシャーは少なくなりましたかね。
同県の先行選手(黒沢や森田)が出てきたのは嬉しいこと。
自転車と身体がマッチしてきている。
脇本君、新田君、太田君のスピードに対応できれば、オールスターが楽しみ。
オールスター前に合宿を張るので、上積みがあれば良いですね。

【6R=S級企画レース・ブロックセブン】

1/黒沢征治(S2・埼玉113期)
2/神田紘輔(S1・大阪100期)
3/大塚英伸(S1・静岡82期)
4/片岡迪之(S2・岡山93期)
5/小野大介(S1・福島91期)
6/池田浩士(S2・佐賀86期)
7/伊藤稔真(S2・三重111期)

号砲からほぼ1周回、15・3・46・72で並びは整う。

赤板周回、ペースアップするが、並びは初手と変わらずに一本棒。

しかし、第1センター過ぎから後団の伊藤が仕掛ける。

その動きを察知した黒沢が主導権を握ったままで打鐘。

第2センター過ぎ、伊藤が黒沢を飲み込もうとする。

だが、ここで黒沢は引かずに突っ張る。

伊藤は捲れずに後退、依然として黒沢の主導権で最終BSを通過。

逃げる黒沢を番手の小野が追走、単騎の大塚も内を突いていく。

最後の直線勝負、人気を背負った黒沢が押し切って1着。
番手の小野が2着、黒沢ー小野ラインの後ろを取った大塚が3着となった。

黒沢は地元・埼玉のファンの前で勝利を報告。

1着/黒沢征治(S2・埼玉113期)
打鐘前に伊藤君が踏んだ音もしたし、見えたので突っ張りました。
少し伊藤君に出られちゃうかなとも思ったし、伊藤君の後ろが離れ気味なのも分かっていた。
そこで伊藤君の番手にハマることも考えた。
でも、太田君(竜馬)とかの高いレベルでも突っ張って逃げちゃう。
そういう競争から勉強したことを意識して、結果的に突っ張りました。
地元ということで応援が凄かった。
一発勝負の緊張感、レース前はありましたね。
松阪G2(共同通信社杯)に出られるので、シッカリやっていきたいです。
同期のみんなが強いので刺激になる。
今日の決勝、泰正(小林)は平原さんを引っ張る、羨ましいと思うし、頑張らなきゃと。

(P-Navi編集部)

閉じる

新着ニュース一覧