防府G3(最終日)レポート

2019/03/17(日) 20:51

防府G3(最終日)レポート

2019年3月17日

防府G3(最終日)国際自転車トラック競技支援競輪

【12R=S級決勝】

1/桑原大志(S1・山口80期)
2/桐山敬太郎(S1・神奈川88期)
3/松岡健介(S1・兵庫87期)
4/高久保雄介(S1・京都100期)
5/荒井崇博(S1・佐賀82期)
6/河端朋之(S1・岡山95期)
7/竹内智彦(S1・宮城84期)
8/宮本隼輔(S2・山口113期)
9/山本伸一(S1・京都101期)

近畿勢の前受け、493・27・8615で並びが整う。

残り3周回、後団から地元の新鋭・宮本を先頭にした4車が早くも動く。

そして、松岡と桐山を抑える形で外並走から一気に踏み込んだ。

しかし、高久保も譲らず、突っ張り先行。
宮本は山本、松岡の牽制を受けながら打鐘を迎える。
必死に抵抗した宮本だが、最終周回を迎える前に河端と桑原が飛び出した。

近畿勢も本来は自力型の山本と松岡が勝負に出る。

その4車の後ろの位置を桐山が取る。

河端、桑原、山本、松岡がもがき合う中で最終第2コーナー過ぎから桐山が捲りを放つ。
桐山はグングン加速して、第2センターで前団を完全に飲み込んだ。

そして、桐山が独走状態で押し切ってゴールラインを駆け抜ける。
2着には8番手から捲り、大外から伸びた荒井。
3着は河端と熾烈(しれつ)なもがき合いを見せた山本が残った。

桐山は2014年8月の小田原記念以来、自身2回目のG3優勝。

優勝/桐山敬太郎(S1・神奈川88期)
もがき合う展開は想定内だった。
脚も溜まっていたので、勝負することができた。
最後は後ろの状況が分からなかった、そんなに(後続を)離していたんですね。
3日制とは言え、優勝は素直に嬉しい。
記念初優勝から5年ぶり(2014年・小田原G3)ですか……う〜ん、長かった(苦笑)。
G1決勝にも乗ったのに、しばらくの間は試行錯誤の時だった。
それでも腐らないでやってきて、やっと年齢に見合った強さになってきたと思う。
昨日(準決勝)がそうだったんですけど、これからも相手が予想できない動きや走りを見せたい。
それがG1にも繋がっていくはず。
もう1回、G1を見据えて戦っていくだけ。

【11R=L級ガールズ決勝】

1/高木真備(L1・東京106期)
2/長澤彩(L1・愛知106期)
3/内村舞織(L1・福岡112期)
4/向井円(L1・大阪114期)
5/大久保花梨(L1・福岡112期)
6/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
7/白井美早子(L1・大阪102期)

号砲から隊列が徐々に整っていく中、佐藤だけが外に浮いてしまう。

結局、佐藤は最後方まで引き、5・4・1・2・3・7・6の並びとなる。

青板の第2センターから5番手の内村が前へ出て、レースを動かしていく。

7番手にいた佐藤もこの内村の動きに併せて、高木にフタをする形に。
そして、打鐘前から佐藤が一気にカマシて主導権。

先行する佐藤を長澤が追走する形で残り1周回。

大久保も粘りを見せ、必死に佐藤を追走。

第2コーナー過ぎからは6番手に置かれた高木も捲るが、第3コーナーで内村にさばかれて不発。

最後の直線勝負、打鐘から逃げた佐藤がそのまま押し切ってゴールラインへ。
2着は終始、粘った大久保が。
3着は佐藤を追った長澤となった。

佐藤は長い距離を踏んだにも関わらず、カメラマンらに笑みを浮かべながらガッツポーズを見せた。

優勝/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
昨日は後手、後手を踏んでしまったので、今日は最初から積極的にいこうと決めていた。
初手で7番手になった時は少し焦っちゃったんですけど。
1周半は目一杯に踏んでいくつもりだった。
最後は少し内が空いたので誰か突っ込んでくるかもって。
でも、とにかく自分の地脚を出すだけでした。
この開催前に少し体調を崩して、どうにか間に合ったという感じだった。
この後も中4日でいわき平、松阪もあって、高知(ガールズフレッシュ)になります。
ガールズコレクション(松戸)もありますし、疲れを残さないようにしたいです。

(P-Navi編集部)

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