2017/12/08(金) 16:30
日本競輪学校/113回生(男子)・114回生(女子)第3回記録会
今回は最終日のみの取材になってしまったものの、どうにか修善寺まで足を運ぶことができた。
過去2回の記録会取材で、生徒の顔と名前も数多く一致するように。
また、個々が逞しく成長していることも実感。
卒業記念レースも楽しみであるし、その後、競輪選手として活躍する姿にも期待している。
今回の記録会における各種目の一番時計は下記の通りになる。
【113回生】
200mFD=橋本瑠偉(佐賀22歳)10秒98
400mFD=黒沢征治(埼玉25歳)22秒68
1,000mTT=黒沢征治(埼玉25歳)1分06秒76
3,000mTT=黒沢征治(埼玉25歳)3分51秒88
[3種目で1位の黒沢征治生徒]
400m、1,000m、3,000mで自己ベストが出たのは滝澤校長、教官の指導のおかげ。
そして、師匠の細沼さん(健治・埼玉89期)の指導があったからこそ出せたと思っています。
野球(投手・社会人野球Honda出身)をやっていたので、競技用の自転車というものは乗ったことがなかった。
でも、野球では瞬発系のトレーニングには自信があったから、まずは自転車に慣れることからだと。
自転車漬けの生活は体力的にはキツイですけど、それ以上に楽しむこともできています。
そして、競輪選手としてデビューしてからが本当の勝負。
野球の即戦力じゃないですけど、年齢的にもノンビリはできませんから。
師匠の細沼さんは越さないといけない。
自分と同じ適正出身の滝澤校長はグランドスラムを達成しているので、追い越したいという目標があります。
【114回生】
200mFD=日野未来(奈良24歳)12秒30
400mFD=橋本佳那(熊本21歳)26秒35
1,000mTT=佐藤水菜(神奈川19歳)1分15秒75
2,000mTT=寺井えりか(北海道25歳)2分44秒94
[400mFDで1位の橋本佳那生徒]
練習ではバンクが重いと感じたので、ギア交換(軽く)しようとしていた。
でも、教官から「ノーリスク、ノーファン」……リスクを背負わないと面白くないという意味だぞと。
その言葉を自分に言い聞かせて踏んでいたら、スピードに乗ることができました。
今回、全種目で自己ベストを出せたのは股関節の柔軟をやるようになったからかも知れません。
可動域が拡がってきたことで、力が伝わりやすくなった、回転も掴めるようになった感じです。
これまでの記録会では下から数えた方が早いくらいだったので、結果に表れて嬉しいし、自信になりました。
競争訓練も始まって、自分は不器用でマークが巧くないことが分かった。
だから、先行できるスタイル中心にやっていたことで、脚もついてきたんだと思います。
競輪選手になって、上で走れるように頑張っていきたいです。(P-Navi編集部)