【春日賞争覇戦】村上博幸と武藤龍生に見た”経験と勘”の鋭さ/3日目レポート

  • 奈良競輪場の開設70周年記念「春日賞争覇戦(GIII)」。14日の決勝戦に進出した村上博幸と武藤龍生から追い込み選手の矜持を感じた。 追い込み選手の嗅覚というのは鋭く、どこのラインを選べばいいのか、どういった作戦が的確かなど、経験と勘が作用し好判断を生むことが多い。 村上博幸と武藤龍生の2人はまさにそれ。準決10Rの村上博幸は稲毛健太-山田久徳の3番手。外を叩くと思われた稲毛が奇襲のイン突き先行に出ると、番手の山田久徳は「意外だった」と慌てて稲毛を追った。 だが村上は「あの展開はあると思っていたし、冷静に前の2人を追いかけられた。追い込み選手の反射神経ですかね。久徳はまだ自力だから」としれっと

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