小松島競輪場の「阿波おどり杯争覇戦(GIII)」は3日、初日を迎える。12レースのS級特選を走る犬伏湧也に話を聞いた。 地元記念の連覇を狙う犬伏湧也。 昨年の記念は、8番手からの捲り追い込みで嬉しい地元記念V。普段は厳しい師匠の小倉竜二から「地元記念だし獲りに行け!」のひと言で、構えての捲り一撃だった。本来、カマシ・捲りの選手だし、このレースパターンが一番得意。だけど、こればかりだと相手に読まれるし、ラインも機能せず、後ろに迷惑を掛ける。「S班として責任の重さは感じている。全部、勝つレースの組み立てをやったら成長しないし、それではタイトルを獲れないと思っている。ある程度、魅せるレースをやりなが…