2024年12月24日、神山雄一郎(56歳・栃木=61期)が会見を開き、現役引退を表明した。取手競輪「S鹿島杯・東京中日スポーツ賞(FI)」最終日を白星で終えた翌日のことだった。GI16勝、GIII99勝、グランドスラム、生涯獲得賞金最多29億円超えなど数々の偉業を達成。そんな競輪界のレジェンドの、最後の3日間の戦いを振り返ろう。(netkeirin編集部)56歳で競輪選手を引退した神山雄一郎(撮影:北山宏一)初日は3着、関東ラインで確定板独占 初日のS級予選は関東3車ライン。神山は山口多聞の番手で、3番手に鰐淵圭佑。先行した山口をしっかり追走した神山は、直線で山口に迫るも3着(1着は山口)。…