加藤慎平の「筋肉診断」。今回は宇都宮競輪「ウィナーズカップ(GII)」に出場する眞杉匠選手を解説する。⚫︎眞杉匠撮影:島尻譲撮影:島尻譲 公式プロフィールでは身長175cm、体重は76kg。競輪選手とは思えないほどスタイリッシュだ。身長の割に長い手足を持っており、パッと見窮屈そうに、パタンと肘を折りたたんだようなフォームをしている。 しかし、眞杉選手は各関節の柔軟性に優れている。窮屈そうに見えても、一つ一つの動きに無駄なプレーキが一切かかっていない。一踏み一踏みがパワーロスすること無く、自転車を進ませようとする「効率」が、競輪選手の中で最上級に感じる。全力でモガいても力が抜けているように見える…