単騎でのGI制覇は立派 寛仁親王牌は嘉永泰斗の初優勝で幕を閉じた。『タイトルを取るにはライン戦!』これを見事に覆し、単騎で挑んだ結果だもの! 立派だし、価値があるよ。これで堂々、グランプリ出場の切符を手に入れたわけだ。素直に「おめでとう」と言いたいし、正直ちょっと羨ましい。 それにしても今回の寛仁親王牌で改めて思ったのは「高速バンク+小回り」ってやつは、スタートで勝負の半分が決まっちまうってこと。初手の位置取りがすべてとまでは言わないけど、割合はかなり高い。ラインの攻防は迫力満点で見ごたえがあったけど、後手に回ると万事休す。「まだ展開の妙はあるんじゃないか」と期待しても、気がつけば虚しさだけが…