平原康多が電撃引退した。青天の霹靂とはこのこと。まさか、あの平原がここで身を引くとは…。驚いたなんてもんじゃない。正直、言葉を失った。長年にわたり関東の屋台骨を支え、競輪界の先頭を走り続けてきた男だ。 ケガに泣かされても、仲間を背負いながらも、自分の走りを貫いてきた。そんな彼が、どれだけの葛藤と向き合った末の決断か、想像に難くない。ただ、ひとつ言えるのは、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとう。あなたの背中を、後輩たちはしっかりと見ていたはずだ。司令塔は重鎮・武田豊樹 さて、取手記念の話をしていこう。S班からは眞杉匠、郡司浩平の実力者ふたりが顔を揃えてきたが、 やはり今回の注目は地元の吉…