【競輪の功績】競輪で評価されること、引退した平原康多の競輪とは…

  • 平原康多はやはり特別な選手だった競輪の奥深さ 競輪でよく口にされることで「1着で褒められず、負けているのに称賛される」というケースがある。奥の深いものであるが、その構造は分かりやすい。別に初心者だからとっつきにくいものでもない。人間の性質の部分であって、普遍的なものともいえる。 ただ勝てばいいのではなく、勝つための過程にこだわる。それは個人としてもであり、ラインとしてもである。5月25日、防府競輪の初日にS級予選6Rを走った望月永悟(48歳・静岡=77期)が唇を噛んでいた。3着に入ったレースだ。「汚いレースと言われるかもしれない。でも今は外から追い上げる脚はない…」。競輪の戦い方にこだわってき

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