“最高峰のGI”と称される日本選手権競輪(以下ダービー)。今年で第79回を数えるダービーではこれまで多くの名勝負が生まれ、競輪ファンの心に感動のシーンが刻まれていることだろう。今回は「忘れられぬダービーの記憶」と題して、7名の競輪記者によるダービー決勝回顧をお届けする。(構成:netkeirin編集部)2021年5月9日・京王閣競輪「第75回日本選手権競輪」アオケイ 梅田浩行記者重々しい雰囲気一掃するハイレベルな激闘 前年は新型コロナウィルスの影響の為に開催中止となっていた競輪ダービー。皆がマスクをし、手指消毒。食事も黙食。テレビではコロナ関連のニュースしか流れず、連日、患者数が発表されていた…