【神山雄一郎引退特集】取材の裏側 報道陣に見せた二度の涙 誰からも愛された“神様”の素顔とは

  • G1歴代最多となる16度の優勝、生涯獲得賞金最多29億円超えなど数々の金字塔を打ち立てた神山雄一郎(56歳・栃木=61期)。当時を知る秋田麻子記者(夕刊フジ)に素顔を振り返ってもらった。(写真提供:チャリ・ロト)“スター”吉岡氏に対峙した“永遠の好青年”神山雄一郎 私が競輪記者デビューした1992年6月は、直前に中野浩一氏が引退し、競輪界が新時代を迎えようとしていた時である。当時競輪を知らなかった私に「これからは吉岡の時代」「とにかく吉岡の強さを見ろ」と先輩記者から教わった。吉岡とは吉岡稔真氏(54歳・福岡=65期・引退)のことだ。吉岡氏はその年の3月に日本選手権で優勝しており、中野氏引退後の

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