迫る年の瀬、そしてKEIRINグランプリ。年末の大舞台を控える選手にとって、12月は準備に充てる期間でもある。本来であれば新田祐大も、そういう立場なはず。しかし、2年前に史上4人目のグランドスラムを成し遂げた男は、今年5度の失格を喫し、歯車の噛み合わないシーズンを過ごした。激動の1年をふり返り、新田は今、何を思うのか。その胸中に迫った。そして、過去8度の出場を誇る「KEIRINグランプリ」という舞台について語った。(取材・文=アオケイ・八角あすか)失格続きで噛み合わず…グランドスラマーは苦悩の1年を過ごした(撮影:北山宏一)失格続きで歯車の噛み合わなかった1年 新田にとって2024年はジェット…