シビアなレーススタイルは、まさしく『勝負の鬼』。厳しい勝負の世界に身を置いて26年、2018年には競輪界最高峰ランクS級S班に所属し、現在もトップ戦線で存在感を示す諸橋愛選手。勢いに乗る今の関東勢やスピード競輪についてどう分析しているのか。また、刺激を受ける存在や諸橋選手が考える『強さ』、競輪観に迫ります。そして、地元・弥彦で迎える大一番。『寛仁親王牌』直前の心境を明かしました。(取材・文=アオケイ・八角あすか) 諸橋愛(撮影:北山宏一)今年は地元開催の寛仁親王牌を目標にーー2023年も残り3ヶ月を切りましたが、ここまでを振り返っていかがでしょうか?諸橋 前半は怪我が多くて、コンディションを…