【ティアラカップ】奥井迪、先行にこだわり続け、ついに掴んだ夢の場所 そして心が折れた過去…

  • 奥井迪のアゴはしっかりしている(昔の九スポ紙面より)40歳でたどり着いた夢の場所 9月19日に名古屋競輪場で「第38回共同通信社杯(GII)」の最終日が開催された。11Rで行われたガールズケイリン10周年で企画された「ティアラカップ」を、奥井迪(40歳・東京=106期)が制した。 前受けからそのまま先行。他の6人と戦いつつ、いつものように自分と戦っていた。何度も敗れてきた戦法。膝を屈し、涙を流してきた。この日は台風14号の接近もあり、強風だった。 それでも先行にこだわった。  先頭でゴールした時、後続の落車の音が聞こえただろうか。後ろで何が起きたか、わからないまま「勝った」という実感があったの

©NetDreamers