【日本選手権競輪】人間・脇本雄太の戦いと引退を決めた高木真備が残したもの

  • ワッキーも人間だった一度、人間に帰ったワッキー 4月の大垣FⅠと豊橋FⅠを走った脇本雄太(33歳・福井=94期)は、番手回りのレースが多く、もどかしそうだった。豊橋では寺崎浩平(28歳・福井=117期)が、メンバー構成もあって自分らしい仕掛けになったので、うまく決まった。 だが大垣はそうもいかない構成だった。前を任された中西大(31歳・和歌山=107期)と石塚輪太郎(28歳・和歌山=105期)は対戦相手の抵抗も必至だったため、やるしかなかった。  脇本は“ラインで決めたい”と考えていても、任された選手は脇本には迷惑をかけられない。 そこでまだ番手の経験が少なく、技量もない脇本だったのでうまく走

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