来期S級へ復帰する一丸尚伍。誘導員の早期追い抜きによる4か月のペナルティを経て、今回は復帰3場所目となる。前2場所ではともに準優勝と、状態の良さを十分に示した。九州で田村大と連係し、シリーズリーダーらしい走りを見せたい。

　今回の舞台は松山市営開催。門田凌にとっては“ほぼ地元”と言える場所で、モチベーションは自然と上がる。前回の高知モーニングで直線強襲の優勝と、脚力は文句なし。

　東日本勢では、機動力の加藤将武が鍵を握る。こちらも来期S級復帰組。近況の不振を断ち切りたい一戦で、初日特選は北日本の2人(高木翔・杉山悠也)を従えて主導権狙い。番手の高木はタテ脚が鋭く、4角勝負で抜け出す場面も十分だ。

　予選では、丸山啓一、前回気配上昇の貝原涼太、地元・藤原悠斗、そして野村典嗣が堅実に勝ち上がる候補。

　ガールズケイリンは質の高いメンバー構成。石井寛子と小林莉子の2強を軸に、3番手評価は細田愛未。2場所前に優勝した加藤舞、村田奈穂、當銘沙恵美も優出圏内。話題のルーキー・北津留千羽の走りも注目材料だ。

　チャレンジは、127期の吉田航が3連勝濃厚。スタミナでねじ伏せる競走で、同期・新垣慶晃がどこまで抵抗できるか、決勝での対決が楽しみだ。