【小倉G1】第67回朝日新聞社杯競輪祭の傾向と予想に役立つ開催データ

2025/11/14(金) 17:00

11月19日から小倉競輪場で開催される「第67回朝日新聞社杯競輪(G1)」。KEIRINグランプリ最後の枠が決まる6日間は、今年も激戦の連続になること間違いなし。過去の優勝者、開催データから見える競輪祭の傾向と特徴とは……!?

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【競輪祭・優勝者データ】

昨年は脇本雄太が寺崎浩平の番手から抜け出して、競輪祭初優勝を飾った。

◆最年少優勝:19歳
1966年:吉川多喜夫
今開催の最年少は24歳の後藤大輝なので、最年少優勝記録更新は該当者無し。

◆最年長優勝:41歳
2015年:武田豊樹
決勝は捲った平原康多を追走してゴール前差し切り優勝。平原との関東SSワンツー決着だった。今開催の最年長出場は52歳の牧剛央。50代の参戦は、今回は牧のみ。41歳以上はS班の岩本俊介(41歳)ら31名が参戦する。

◆最多優勝:5回
中野浩一(78年、80年、81年、83年、87年)
次は優勝4回で神山雄一郎(95年、96年、97年、00年)

◆大会3連覇:2名
吉岡稔真(92年、93年、94年)
神山雄一郎(95年、96年、97年)

◆大会2連覇:5名(3連覇は除く)
高原永伍(63年、64年)、福島正幸(73年、74年)、中野浩一(80年、81年)、井上茂徳(84年、85年)、山田裕仁(02年、03年)
※昨年は脇本雄太が優勝も、今年は欠場につき、連覇は無し

◆完全優勝:15開催で12人が達成
山本清治(51年)、山地正(53年)、高原永伍(63年、64年)、加藤晶(65年)、平間誠記(67年)、阿部道(71年)、福島正幸(73年、74年)、阿部良二(76年)、中野浩一(81年)、井上茂徳(82年、84年)、波潟和男(89年)、神山雄一郎(95年)

1995年の神山雄一郎以来、完全優勝達成者は出ていない。2018年から6日制になったこともあり、完全Vの難易度はさらに上がっている。

◆優勝者の年齢分布
10代:1回
20代:44回
30代:20回
40代:1回

10代は競輪祭最年少優勝の吉川多喜夫(66年)で、40代は最年長優勝の武田豊樹(15年)。20代は直近でも吉田拓矢(21年)、新山響平(22年)、眞杉匠(23年)と3連続優勝していたが、昨年は30代の脇本雄太が制した。なお、昨年は40代から荒井崇博、村上博幸、松谷秀幸、浅井康太の4名が決勝進出を果たしており、健闘が光っている。

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【競輪祭・地区別優勝数】

北日本 8回
関東 21回
南関東 10回
中部 4回
近畿 4回
中国 2回
四国 3回
九州 14回

過去66開催で最も優勝回数が多いのは関東。最近でも吉田拓矢(21年)、眞杉匠(23年)が優勝を果たしている。地元地区開催のG1である九州勢も14回の優勝を誇るが、2008年の井上昌己以来、優勝から遠ざかっている。中国の2回は、小橋正義(当時岡山)と松浦悠士で、松浦は28年ぶりの中国地区からの優勝者だった。さらに、昨年の脇本雄太は1965年の加藤晶以来、実に59年ぶりの近畿勢の優勝者だった。

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【競輪祭・決勝の傾向】

◆決勝の平均払戻金
2車単 2,311円
3連単 1万7,690円
3連単万車券決着 16回/23回
※2002年から2024年までを集計

決勝の3連単の最高配当は2021年の5万5,370円で吉田拓矢→新山響平→園田匠の順に入線。逆に3連単の最低配当は2003年の2,110円で、山田裕仁→山口富生→堤洋で入線したときのもの。3連単決着率は約70%と高いものの、ほかのG1に比べても最高配当が5万円台にとどまっており、3連単の大波乱は起こっていない。

◆決勝の決まり手
1着 逃げ1回 捲り10回 差し9回
2着 逃げ6回 捲り7回 差し1回 マーク6回
※直近20開催を集計

昨年は寺崎浩平の番手から脇本雄太が捲りで優勝。脇本を追った形で犬伏湧也はマークの決まり手だった。直近の20開催で逃げ切り優勝したのは、2007年の山崎芳仁のみだが、逃げの準優勝は2021年の新山響平、2018年の脇本雄太ら6回ある点は注目だろう。

◆決勝のライン決着率
ライン決着:10回
別線決着:10回
※直近の20開催でライン形成選手のワンツー

割合は50%だが、一時期の武田豊樹、平原康多らの関東ワンツーが多かったため。直近でワンツー決着が決まったのは2019年の松浦悠士→清水裕友。昨年は脇本雄太→犬伏湧也の別線決着で、現在は5年連続でラインでは決まっていない。

◆優勝者の位置取り
ライン先頭:7回
ライン番手:9回
ライン3番手:1回
単騎:3回
※直近20開催のみ集計

昨年は寺崎浩平-脇本雄太-村上博幸で近畿ラインが連携し、番手の脇本が優勝した。直近20開催では番手回りの選手の優勝が最も多く9回。ライン先頭を走って優勝したのは、直近では2017年の新田祐大。また、ライン3番手の優勝は18年に浅井康太、単騎では10年に海老根恵太、21年に吉田拓矢、23年眞杉匠が勝利している。

◆級班別の優勝数
SS:11回
S1:7回
S2:0回
※S班スタートの2008年以降で集計

最近では21年の吉田拓矢、22年の新山響平、23年の眞杉匠までS1が3年連続で優勝。昨年はS班から決勝進出したのが2名だけだったが、脇本雄太が貫録を見せている。
また、08年以降でS2(当時)から決勝に進出したのは、09年11月の斉藤正剛(6着)、10年12月の深谷知広(7着)、16年11月の新山響平(9着)、20年11月の鈴木庸之(8着)、23年11月の太田海也(4着)の5名。だが、決勝では連には絡めずに終わっている。

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【競輪祭・勝ち上がりの傾向】

◆優勝者の勝ち上がりルート

ダイヤモンドレース経由:6回
二次予選経由:1回

6日制で一次予選はポイント制が導入された2018年から7開催のみ集計。
ここまで7開催を経て、優勝者はダイヤモンドレース経由が6回、二次予選経由が1回となっている。唯一の二次予選経由だったのが昨年の脇本雄太で、予選1でまさかの9着大敗を喫したものの、そこから4連勝で一気に優勝まで駆け上がった。ほかの6開催の優勝者は予選のポイントでベスト9に入り、ダイヤモンドレースに進出しており、やはりこれが優勝への王道コースか。なお、この勝ち上がりになって、ダイヤモンドレースを勝利して優勝したのは18年の浅井康太と20年の郡司浩平。

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【グランプリ争い】
競輪祭が現在の6日制勝ち上がりに変更されたのは2018年11月開催。
昨年までの7開催において、優勝者の競輪祭前の賞金ランキングは…。

◆優勝者と賞金ランキング

2018年:浅井康太(5位)
2019年:松浦悠士(9位)
2020年:郡司浩平(6位)
2021年:吉田拓矢(11位)
2022年:新山響平(35位)
2023年:眞杉匠(4位)※
2024年:脇本雄太(8位)
※同年にG1優勝あり

過去7開催で、19年から22年はG1初優勝選手。競輪祭前の賞金ランキングで10位以降から、一気に逆転優勝を決めたのは21年と22年の2回ある。
19年の松浦はボーダーラインの9位で競輪祭を迎え、見事に優勝でGP権利をつかみ取った。

◆過去のボーダーライン争い

18年は競輪祭の決勝3着で清水裕友が19位からジャンプアップしてグランプリ初出場の大躍進。20年は9位の新田祐大、10位の守澤太志が競輪祭で8位の山田英明を抜いてグランプリ出場を決めた。21年は吉田拓矢の優勝により、8位につけていた山口拳矢が次点に。22年は新山の優勝で、9位だった清水裕友がグランプリ出場を逃した。23年は19位から逆転を狙った松井宏佑が準優勝だったが、惜しくもグランプリ出場には届かず、9位の新山が順位を守った。昨年は8位の脇本が優勝し、犬伏湧也が2着、松浦悠士が3着で賞金を大きく上積みさせたが、9位の岩本が順位に変動無くグランプリ初出場を決めた。

あくまで過去7開催の傾向だが、競輪祭前の賞金ランキングで7位以上につけて逆転されたことはない。

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【競輪祭・決勝の出目】

1番車(5 2 1 12)
2番車(2 4 1 13)
3番車(0 4 1 15)
4番車(2 4 4 10)
5番車(3 2 1 13)
6番車(0 0 4 16)
7番車(6 2 0 12)
8番車(0 0 3 17)
9番車(2 2 4 12)
※直近20開催のみ集計
※( )内は左から1着数、2着数、3着数、着外

昨年は2番車の脇本雄太が優勝。2番車の優勝は2009年の平原康多以来だった。7番車の健闘も光っている。2021年の吉田拓矢、2023年の眞杉匠など直近20開催で6回の優勝、さらに昨年も準優勝(犬伏湧也)だった。直近20開催で優勝がないのは、3番車、6番車の、8番車。6番車と8番車は連対(2着以内)できていない。一方、4番車は2022年の新山響平、2011年の長塚智広が制しており、3連対率は最も高い50%をマークしているところは要注意だろう。
※あくまで出目のデータです。

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【過去レポートや勝ち上がり解説・バンクデータ】
朝日新聞社杯競輪祭G1特集ページよりご覧ください。

※掲載写真は過去の競輪祭からのイメージです。
(P-Navi編集部)

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