2025/10/04(土) 13:45
10月4日、京王閣競輪G3(3日目)第4レース(S級選抜)において、野口裕史(千葉111期)が1着を取り、通算300勝を達成した。登録日から10年以内(デビューから8年5ヶ月3日)での300勝達成者は、竹内雄作以来、史上7人目の快挙となった。
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◆野口裕史選手のレース後コメント
(300勝達成は)競走得点が93点なので、それどころではないです。(デビュー10年以内では7人目の快挙だが)だいたい勝ち上がりではないところで勝っているので。(今は)S級に残れるかどうかの戦いなので、頑張ります。
(レースは)日高(裕太)君は、気合が入っていました。ラスト1周でチャンスがくるから、そこを全開でいけばいいところまでいけると思っていました。でも、(打鐘4コーナーで)アクシデントがあり、はぐれてしまった。(落車を)避けてからは、そのまま行こうと思いました。(膝のケガなど)あと3カ月くらい練習しないとダメかなと。前回(青森記念)、武田(豊樹)さんからも「お尻が小さくなった」と言われたし、いろんなところで身体が小さくなったと言われるので、トレーニングのやり直しですね。
今日のレースで感じたのですが、低速からのダッシュが弱い。日高君の後ろだったのに脚がいっぱいになってしまった。そこを考えなければいけないと思いました。しっかり走りたいと思います。
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【京王閣競輪G3・4R=S級選抜】
1/三谷政史(S2・奈良93期)
2/日高裕太(S2・静岡121期)
3/飯嶋則之(S2・栃木81期)
4/幸田望夢(S2・栃木115期)
5/高田修汰(S2・福井115期)
6/小沼良(S2・埼玉68期)
7/戸田洋平(S2・岡山82期)
8/野口裕史(S2・千葉111期)
9/福永大智(S1・大阪113期)
【レース経過】
誘導以下、2日高-8野口、5高田-9福永-1三谷、7戸田、4幸田-3飯嶋-6小沼で周回。まず幸田が上昇して、赤板過ぎに日高を抑えて先頭。すぐさま高田が仕掛け、幸田もペースを上げるが、高田が打鐘過ぎ叩いていく。高田には福永が続くが、打鐘過ぎに飯嶋が落車して、3番手は幸田が入る。高田の先行で番手の福永が車間をあける中、最終HS過ぎから野口が自力に転じて捲りスパート。野口はスピード良く前団に迫ると、近畿勢を最終3コーナーでとらえて抜け出す。福永も野口を追うが、野口が振り切って通算300勝のゴール。2着に福永、3着は内から追い上げた三谷をしのいだ幸田が入線した。
◆レース結果
2車単8-9 1,480円(3番人気)
3連単8-9-4 19,790円(60番人気)
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【野口裕史選手プロフィール】
のぐち・ひろし 千葉111期、S級2班
生年月日:1983年5月3日(42歳)
デビュー:2017年7月3日京王閣競輪場
初勝利:2017年7月4日京王閣競輪場
初優勝:2017年7月5日京王閣競輪場
通算成績:1着300回、2着97回、3着54回(821走中)
通算優勝数:20回
2019年9月24日、岐阜で通算100勝達成
2022年11月4日、四日市で通算200勝達成
※10月4日現在
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【300勝達成選手一覧(※登録日から10年以内】
選手名・府県・登録日から達成年月日・達成場・達成年齢
1※神山雄一郎(栃木61期)
7年4ヶ月20日
1995年8月21日(松戸)27歳
2※吉岡稔真(福岡65期)
6年3ヶ月5日
1996年6月14日(久留米)25歳
3 小嶋敬二(石川74期)
9年0ヶ月25日
2003年7月26日(福井)33歳
4 武田豊樹(茨城88期)
9年11ヶ月3日
2013年4月4日(川崎)39歳
5 原田研太朗(徳島98期)
7年10ヶ月19日
2018年3月20日(松山)27歳
6 竹内雄作(岐阜99期)
9年11ヶ月23日
2020年10月24日(京王閣)33歳
7 野口裕史(千葉111期)
8年5ヶ月3日
2025年10月4日(京王閣)42歳
※マークは引退選手
(P-Navi編集部)