元競輪選手として競輪創世期に活躍した松本勝明さんが6日悪性リンパ腫のため死去した。93歳。故人の遺志により、通夜、告別式は家族葬で営まれる。 松本さんは、東京外事専門学校(現在の東京外国語大学)に入学。そして同校在学中に学資資金のためのアルバイトとして競輪の世界に入った。 デビュー戦は、1949年の7月に鳴尾競輪場で出走し3着。そして同年の9月に久留米競輪場で初優勝を掲げる。その後大学を中退し、競輪選手に専念した。 それからは得意の“先行”を武器に数々のタイトルを欲しいままにし、1962年にはミラノで開催された世界選手権自転車競技大会に出場。1965年12月13日、後楽園競輪場で競輪選手とし…