佐世保競輪「開設75周年記念・九十九島賞争奪戦(GIII)」は、4日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一) 残念グランプリのS班4名が集結し、ある意味“豪華版”となった。新山響平、清水裕友、犬伏湧也、松浦悠士ーーいずれも来年のリベンジに期待が掛かる顔ぶれだ。例年、九州の記念は“九州祭り”の色合いが濃いが、今回は勢力図が少々違う。 松本貴治 厚みで勝るのは中四国ライン。中心に据えたいのは、犬伏湧也の番手が指定席となりつつある松本貴治だ。小倉競輪祭は絶好調で、決勝でも果敢に先行。普段は捲り主体ながら、自然と体が動いたあの積極策には魅力があった。来年のS班入りへ大きく前進したと言える。…