奈良競輪「開設74周年記念・春日賞争覇戦(GIII)」が8日に開幕する。2Rの一次予選に出走する鈴木庸之に話を聞いた。「強くなれたのはお客さんのおかげ」と話した鈴木庸之 不撓不屈の男が選手生命の瀬戸際に立たされている。長年抱えている腰椎ヘルニアは一進一退を繰り返し、限界を迎えていた。鈴木は言う。「昨年の秋に腰を手術。今までの無理が重なって返ってきたのかな。痛みはなくなったけど、麻痺が残っていて左脚に力が入らない。左だけ、おじいちゃんみたいな。手術をして劇的に良くなる人もいれば、そうでない人もいる。もう3か月ぐらい経っても、わずかな兆ししかないし、あまり期待はしていない」 出走本数の関係で来期は…