向日町競輪「開設71周年記念・平安賞(GIII)」3日、2日目を迎えた。かつて先行でファンを魅了した藤田竜矢に話を聞いた。 とにかく、馬力のある先行で名前を売っていた藤田竜矢。個人的に不運だったと思う選手の一人。 “悲運なレーサーシリーズ”は新田康仁、前田拓也、會田正一と続いて4度目。これは同じタッチでアオケイの長谷川記者も佐々木則幸を書いてくれている。“悲運なレーサー”に正確な定義はないが、僕の歴史観として、何となく報われなかった選手、タイトルを獲れそうで獲れなかった選手、時流に乗れなかったり、時代から取り残された選手のイメージ。 藤田竜矢は人柄も良く、いつも笑顔を絶やさず、選手間や我々の間…