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【全日本選抜競輪】準決勝進出の坂井洋と眞杉匠「拓弥さんがいない!」

2022/02/21(月) 19:35 1 8

取手競輪「第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」が21日に2日目を開催した。3日目の準決勝戦に駒を進めた坂井洋眞杉匠の両者に話を聞いた。

冗談を言い合う坂井洋(右)と眞杉匠

 坂井が10R、眞杉が12Rと別々だった。準決勝のメンバー表を見た2人は、もちろん一緒のレースではないと分かっており「決勝で連係できればいいな。その時は前で頑張ってくれよ!」と坂井が眞杉に持ち掛けた。“たられば”のエアー並びなのだが、年齢で言えばその並びが順当ともいえる。

 しかし眞杉は「いやいや、並びは期の順番でしょ。だからオレが番手(笑)」と113期と115期の関係性をタテにマウントを取った。作新学院高校の先輩でもある坂井は「おい、小僧! 発進だ!」とやり返す。
そんな冗談を言い合っていた2人だったが、準決のメンバーを眺めているうち、何やらをいぶかしんだ。

「(神山)拓弥さんがいない」だった。神山は10Rにも12Rにもおらず、関東ひとりぼっちで11Rにいた。

 2人とも「1人にするならこっちのラインを3車にしてくれたらいいのに〜」と口をそろえると、やおら神山が登場し、残念がる2人を前にこう言った。
「オレは分かっていたよ。メンバーが出る前から1人だろうと思ってた。だってSS班の2人(平原康多宿口陽一)にウマを付けなきゃいけないし、もしオレが入ったらお前らと同県なので並びが複雑になるだろう」

 まるで番組マンのような手際と勘の良さ。若手2人も思わずうなずいた。
 ちなみに神山は「3番手はあるが番手は初。いい選手と思っていたんですよ」という野原雅也に任せる。(netkeirin特派員)

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