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【全日本選抜競輪】地元の誇り背負う猛者が集結!「特殊な選考条件」と注目すべき刺客たち

アプリ限定 2026/02/03(火) 18:00 0 20

2月20日から2026年最初のGI「読売新聞社杯全日本選抜競輪」が開幕する。早速一人目のKEIRINグランプリ出場選手が決まる、今年の競輪界の行方を占う重要な一戦。ここでは、出場条件や勝ち上がりルールについても解説していく。

昨年の王者・脇本雄太(撮影:北山宏一)

今年一発目のGI、地元代表のプライド背負う猛者が集結!

 2月20〜23日に熊本競輪場で開催される「第41回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」。昨年末に出場選手が発表された。

 全日本選抜はその名の通り、選考条件に各地区・各県の代表となる選手が選ばれるという特徴がある。『センバツ高校野球』に似た部分があるかもしれない。

 101.2点と出場選手の中で最も競走得点の低い(1月21日時点)末木浩二よりも点数を持っていながら選考に漏れた選手もいるが、全国との比較ではなく、その県でトップを勝ち取れるかで出場が決まるのが全日本選抜の面白いところだろう。

【全日本選抜選考条件】※開催時S級在籍
(1) S級S班在籍者
(2) 過去3回以上優勝した者(開催時S級1班在籍)
(3) 各都道府県における開催時S級1班在籍の平均競走得点第1位の者※選考時において1年以上同じ都道府県に在籍している選手に限る
(4) 全国を8つに分けた地区毎の平均競走得点第1位〜第3位の者
(5) 残余は平均競走得点上位者(同点の場合は選考期間における選考用賞金獲得額上位者)

熊本競輪場(撮影:北山宏一)

厳しい選考条件乗り越えた選手が多い都道府県は?

 出場選手が最も多いのは昨年と同じく神奈川県。グランプリチャンピオンの称号を手にしてさらに格の上がった郡司浩平を筆頭に、松井宏佑松谷秀幸和田真久留などGI戦線でも上位に名を連ねる強豪たちが勢ぞろい。

 2位で続くのは地元・九州地区の福岡県と熊本県。嘉永泰斗が九州勢として6年ぶりにGI優勝を果たし、今年でいえば先日の大宮記念を北津留翼が制すなど、両県ともに勢いを増している。S班嘉永を中心に地元GIを盛り立てていきたいところ。

郡司浩平(左)と嘉永泰斗(撮影:北山宏一)

 その他、出場選手数上位は以下の通り。同地区の他県にも好影響を及ぼすに違いない。

府県選手数主な選手
神奈川7郡司浩平
松井宏佑
熊本6嘉永泰斗
伊藤旭
福岡6北津留翼
園田匠
茨城5吉田拓矢
吉田有希
福島5佐藤慎太郎
渡部幸訓
栃木5眞杉匠
杉浦侑吾
大阪5古性優作
南修二
岡山5太田海也
取鳥雄吾

意外な選考漏れ・サプライズ選考は…

 選考の特性上、ビッグネームの選考漏れは少ない当大会だが、その中でも出場が叶わなかった選手も。

 長らく開催地・熊本の中心選手として盛り上げてきた中川誠一郎中本匠栄は悔しい選考漏れ。地元勢優勝の夢は嘉永泰斗伊藤旭ら次世代のニューリーダーに託す。

 また、埼玉の若大将・森田優弥は本来であれば出場権を取れる点数を保有していたが、今開催はあっせん停止期間内の開催であるため出場はできず。春以降の活躍に期待だ。

中川誠一郎(撮影:北山宏一)

 また、反対に特殊な選考条件の恩恵を受けた選手もいる。

 今回が24年競輪祭ぶりのGI出場となるのが田尾駿介だ。昨年前期は2班格付けだったため、選考漏れを喫してしまったが、1班に返り咲いた今回は見事に出場権を獲得した。高知県から唯一の出場となるが、県代表の誇りを背負って一人で道を切り拓けるか。

田尾駿介(撮影:北山宏一)

 今開催のメンバー中、最下位の点数で抜擢されたのは末木浩二。現状は101点とGI基準で考えるとかなり低い点数ではあるが、昨年は「高松宮記念杯競輪(GI)」で優出、そして7月には地元・弥彦記念を制するなど、上位戦線でも爪痕を残した。近況は不調に悩まされているが、本来の力を出すことが出来れば上位に食い込んでくる可能性は十分にある。

末木浩二(撮影:北山宏一)

一人でも地元の誇り懸けて戦う戦士を紹介!

 残念ながら、今年の全日本選抜に出場選手を輩出できなかった県は山形、石川、滋賀、鳥取、島根、宮崎、鹿児島の7県。(島根、鳥取は在籍選手自体が0人)

 そして12の府県がさまざまな選考条件から1名を代表として送り出しており、もし同郷の選手がいたらぜひ応援してほしい。

府県選手名選考順位
秋田守澤太志38
新潟諸橋愛55
山梨末木浩二101
長野菊池岳仁61
静岡深谷知広16
愛知岡本総65
富山村田祐樹107
和歌山東口善朋88
兵庫村田雅一40
高知田尾駿介108
大分小岩哲也102
沖縄伊藤颯馬103

 中でも富山勢は2013年の大庭正紀以来の出場となる。徹底先行で魅せる若武者・村田祐樹富山に新しい風を吹かすことはできるのか。

村田祐樹(撮影:北山宏一)

特選組はシードに進めるかがカギ

 最後に勝ち上がり方式を解説する。

 初日は予選が9R、予選免除の特選が3R行われる。予選組は初日は4着権利、二次予選は3着権利と、GIIIと比較すると勝ち上がりの枠が少なく、厳しい戦いを強いられる。

 特選組は予選免除のため初日の敗退は無いが、各レース上位3着までが進める準決シードのスタールビー賞の権利はなんとしても欲しいはず。少ない枠を懸けて激しいバトルが繰り広げられるだろう。

 2026年シーズン一発目のGI。熱戦を制し地元に優勝トロフィーを持ち帰るのはいったい誰になるのか。目が離せない4日間となりそうだ。

2025年全日本選抜競輪の決勝戦(撮影:北山宏一)


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