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【平安賞】佐藤慎太郎「オレも新田も若くはない」

2021/09/03(金) 17:00 0 16

向日町競輪「開設71周年記念・平安賞(GIII)」3日、2日目を迎えた。10Rの二次予選で人気に応えた佐藤慎太郎に話を聞いた。

1着の共同記者会見では、慎太郎節が炸裂。駐車場の仮設テントが会見場になっているが、まるで演芸場の様相だ。

 当サイトでのコラム「101%のチカラ」を執筆している佐藤慎太郎。その時々で文章のタッチを変え、今回は、かなり真面目な内容になっている。

「S班と言うか、この位置にいないと誰も注目してコラムを読んでくれない。説得力に欠けるし、アスリートは、結果が全てなので」。

コラム「101%のチカラ」を執筆している佐藤慎太郎

 新田祐大が競技生活に区切りをつけて競輪界に戻ってきたが「5年の時間を全て、オリンピックの為に賭けてきたと思う。今は喪失感で一杯なのではないかな…。もう一度、初心に戻り、競輪に真摯に向き合い始めている。それが前回の松戸記念の長い距離を踏んだレース内容。今回の初日はアクシデントで失格だけど、あれも漢字の競輪の組み立て。たまたま、松浦の前輪に車輪が入っただけ。オレが44歳、山崎芳仁が厄年の42歳、新田が35歳と、みんな若くない(笑)。今後の競輪人生を考えた時に、それ程、時間はないと正直思うよ」。

見えないところでの気配りも佐藤慎太郎の魅力だ。

 近畿の殿上人が村上義弘なら北日本は新田祐大で間違いない。
「新田が頂点でいれば、北日本は上手くまとまる。新田が3回獲れば、オレにも1回ぐらい回ってくる。守澤太志新山響平も必ず獲れると思う。それには新田を担いで気持ち良くさせないと!」。

 見えないところで、気配りが出来るのも慎太郎先生の魅力のひとつだ。(町田洋一)。

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