山口拳矢が3番手確保からのまくり追い込みで逃げた眞杉を捕らえ、白星締めに成功した。落車明けで臨んだ今大会は、目標がいた一次予選こそ1着を取ったが、得意の単騎戦だった二次予選で敗れるなど本調子とはいえない状態だった。

「4日間を通して、やっぱり調子があまり良くなかったです。体の問題でしょうね。踏みごたえもなかったので」

　そんな状況でも節間2勝を挙げたことはプラスに評価したいところ。

「今日は眞杉君の3番手が取れた時点でよほどのことがない限り直線勝負にかけようと思っていました。調子が悪いなりにできることをやろうと思ったので」と脚が足りない分は組み立てでうまくカバーしてみせた。

　次走は23日に開幕する松阪記念の予定。

「体の調整を中心にやって頑張りたいと思います」と、最善の調整を施して地元地区の記念へと向かう。(netkeirin特派員)