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【KEIRINグランプリ2022】平塚競輪場は“五感で楽しむ”レジャースポット!「絶対また行きたくなる」大人の遊園地

2022/12/04(日) 18:00 0 10

12月28〜30日に競輪界が最も盛り上がる年末の祭典「KEIRINグランプリ2022シリーズ」が開催される。その舞台となるのが、平塚競輪場だ。今回はナイター開催中の平塚競輪場にに足を運び、楽しみ方を徹底リサーチしてきた。(取材・構成=netkeirin編集部)

全国トップクラスの入場者数を誇る

 平塚競輪場までの道のりは、平塚駅南口を出てすぐ目の前のバス停から無料バスで5分ほど。広いロータリーと、マスコットのシャチのオブジェ、華やかな入場ゲートはまるで昔懐かしい遊園地を思い出す。

 この日はナイター開催日だったが、お昼から場外発売で競輪に興じるお客さんが多くみられた。思わず広報担当の方に「お客さんが多いですね」と言うと、「今日は少ないほうですよ」との回答にびっくり。平塚は全国の競輪場のなかでもトップクラスの入場者数を誇り、1日に2,000人以上が訪れるそうだ。

落ち着いて楽しみたい方は『ロイヤル席』へ

 さっそく場内散策スタート! 競輪場が初めての方や、落ち着いて楽しみたい方におすすめなのがメインスタンド4階の『ロイヤル席(利用料5,000円)』だ。シックな色づかいの部屋で、黒いソファーが高級感たっぷり。どの席からもモニターがよく見え、大きな窓からはバンクを見下ろせる。

ロイヤルルームはふかふかのソファが贅沢! 大きな窓からの眺めも抜群だ

 2部屋ある『ロイヤルBOX』は最大4人で楽しめる貸し切り部屋(利用料20,000円)。ファミリーや若い人がグループ観戦で使用することもあるようだ。

『特別観覧席』は興奮と快適の一石二鳥!

 続いてメインスタンド3階の『第1特別観覧席』へ。
 ホームストレッチがすぐ目の前で、ゴール前の臨場感を味わえる。生のレースを観戦しながらモニターも見られる配置が嬉しい。

特別観覧席。臨場感を味わうなら前方、バンク全体を見下ろすなら後方の席がGOOD

 段差が大きいので前の人の頭が邪魔になることもなく、自分の視界が確保できる。すぐ後ろが投票所なのも、各席にテーブルとドリンクスタンドが付いているのも居心地がいいポイントだ。

 入場料は本場開催時で1,000円(場外発売時は500円)。現地ならではの興奮と快適さの両方ほしい欲張りな方におすすめしたい。

 ただし、KEIRINグランプリ期間中は有料指定席は事前申込制。申込に間に合わなかった方もご安心を、ここからは入場料(本場開催時100円/場外発売時無料)だけで楽しめるゾーンをご紹介する。

ビギナーも競輪漬けに!? メインスタンド投票所

 メインスタンド1階と2階は投票所になっており、大型ビジョンと小型モニターで絶え間なく全国のレースとオッズが映し出されている。施設はどこもキレイで、無料のドリンクコーナーも。これは1日中入り浸れてしまいそう…。

大型ビジョンは2階の投票所からも見られる

 1階には初心者向けのガイダンスコーナーがあり、ここでは元競輪選手から予想のしかたを教えてもらえる。過去に平塚で行われたビッグレースを記念した選手の直筆サインなども展示され、ベテランファンにもたまらないスポットだ。

 ちなみに「ウマい車券」で活躍中の場立ち予想屋・大津昌広さんも1階で活動している。予想に迷ったらぜひヒントをもらってみては!?

初心者ガイダンスコーナーに展示されている「KEIRINグランプリ2020」出場選手の直筆サイン

一般席で選手に近い席&穴場はココだ!

 投票所から外に出ると目の前にバンクが広がる。ホームストレッチを臨んで座席がずらりと並び、ゴール前の緊迫した空気を体感できる。

 さらに前方にはテーブル付きのベンチが。レースを観ながらもつ煮やおでんなど温かい競輪場グルメを味わうのも良さそうだ。

メインスタンド下の観客席。テーブル席も入場料だけで利用できる

 そのまま外周をぐるりと歩いてバックストレッチ側へ。この日はガールズケイリンが行われており、華やかな横断幕がたくさん掲出されていた。

 柵の隙間からバンクをのぞくと… 敢闘門から出てきた選手がびっくりするほど近い…!
 間近で見る選手の脚の筋肉はやっぱり“スゴい”の一言。近くからはファンがレース前の選手を応援していた。

 ちなみにレース間に流れている音楽は、出場選手によるリクエストソングも! 検車場にある箱に好きな曲を書いて入れられるようになっており、選手たちにも好評だそう。
 この日は廣木まこ選手のリクエストソングが流れていた。なんだか選手を身近に感じられる嬉しいアイデアだ。現地ではぜひ耳を澄ましてみてほしい。

バックストレッチ側からはとにかく間近で選手が見られる

 現地観戦の穴場は第2センタースタンド。最終コーナーの攻防が間近で見られるのはもちろん、昼間開催のときはここが日なたになるそうだ。年末のグランプリは寒空の下となること必至! 少しでも暖かいポイントを押さえておくと吉かも。

 ちなみに通常、観客が多く集まるのはホーム側とバック側。コーナーは比較的ゆったり見られるかもしれない。
 平塚はバンクをぐるりと客席が囲んでいるつくりなので、どの角度からもレースを楽しめるのが嬉しいところ。好きな場所を見つけて楽しもう!

バンク内の池が特徴的。夕暮れ時も美しい

キレイさとPRで若いファン根付く

 日が暮れるにつれて客層が変わっていくのも平塚競輪の面白いところ。昼間はベテランファンが集っていたが、徐々に若者のグループや女性が増えていく。会社帰りらしき人の姿も多い。

 他場でも、コロナ禍をきっかけに民間ポータルサイトで競輪を始めた若年層が来場するようになったと聞くが、平塚はちょっと違うそう。イメージキャラクターにモデルの石川恋さんやタレントの菊地亜美さんを起用していたこともあってか、以前より若いファンが根付いていたらしい。

 今年のイメージキャラクターは元NMB48の“みるきー”こと渡辺美優紀さん。レース間で登場するバンクエンジェルの存在も、平塚バンクを彩っている。KEIRINグランプリでもきっと花を添えてくれるだろう。

ナイターでは美しい照明のなかレースが行われる。レース間の演出にも注目

幻想的なナイターの演出も魅力

 平塚といえば、19時ごろから始まるナイターの華やかな演出が有名。実際に現地で見ると、カラフルな光と音楽、そして噴水のショーは圧巻だ。
 なぜこのような斬新な演出を始めたのだろうか? 広報の方に聞いてみると「お客様に楽しんでいただける環境づくり」に注力した結果らしい。

 もとより、平塚では“来場促進”に力を入れている。本場ではアイドルやコスプレイヤーのイベントを開催し、まだ競輪場に足を運んだことのない層を呼び込んでいる。また、チャンバラ合戦などファミリー層向けの催し物も盛況だそうだ。

 KEIRINグランプリ平塚で開催されるのは2年ぶりだが、前回はコロナ禍で入場者は県内在住の2,000人に制限された。広報担当の方は「無事に開催できて良かったのが一番だけど、やはりがらんとしていて寂しかった」と当時を振り返る。

 グランプリで全国のファンを迎えるのは5年ぶりとなる。それだけに想いも強いはず。競輪ファンの方へのメッセージを聞くと…。
「2年ぶりのKEIRINグランプリ、たくさんのお客様がいらっしゃるとさらに熱気や雰囲気が出てくると思います。安全にご観戦いただける環境づくりに努めますので、年末のお祭りだと思ってぜひご来場ください!」

 今回、編集部で実際に足を運んでみて思ったのが「また来たい!」ということ。レースの興奮だけでなく、レース間の演出やグルメも含めいろんな角度から五感で楽しめる、まさに“大人の遊園地”だ。
 ちなみにメインスタンド1階と3階には指紋認証ロッカーがあるので、遠征の方も安心。荷物を預けて身軽に場内を歩こう。

 本場ナイター開催の最終日には花火も上がるそうで、表彰式ではシャンパンファイトがおなじみ。年末に勝利の美酒に酔いしれるのは誰になるだろうか? ぜひ平塚競輪場で、KEIRINグランプリ2022で生まれるドラマを目に焼き付けよう!

※感染症拡大防止のため、場内のルールに従ってください。

▶平塚競輪「KEIRINグランプリ2022」特設サイトはこちら(外部サイト)

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