「競輪の良さは人間臭さ」56歳・遠澤健二の現在

  •  遠澤健二を語る時に「悲運なレーサーシリーズ」に入れるのは、僕の感覚的におかしい。確かにタイトルに手の届く選手であったが、何か悲壮感がなかった。カテゴリー的には「往年の名レーサーシリーズ」だが、それでは面白みがないので、何か案があれば知恵を貸して欲しい。昔、彼女がどんな男性と付き合っていたか興味があるのと一緒で、選手の歴史物を語ると評判が良い。成績だけを見れば遠澤選手はA級2班の56歳の大ベテラン。競走得点も85点ある。当時の制度は違うし、18人のS級S班の選手がいたが、遠澤選手も赤パンツを履いている。「初代のS班だけど、あれは高知オールスターの決勝の4着の賞金が大きかった。S班の恩恵は1年受

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