真のプロレーサーたちよ、今一度「原点」に グーレドレースの落車が多い。特に先月のサマーナイトでは不用意な落車を目の当たりにし、やりきれないもどかしさを感じた。レースである以上はアクシデントはつきもの。だが「仕方ない」で片づけていいのか? 私はそうは思わない。本来、落車は防げるもの。選手一人ひとりが正しい技術を身につけていれば、リスクは大きく減らせる。そう信じているからこそ、現状に残念さが募るばかりだ。 近年はウエイトトレーニングや、室内練習が主流になりつつある。パワーを追い求める風潮が強まる中、確かに脚力は“競輪の核”だ。だが、それだけでは勝てない。競輪とは、自転車を自在に操る“技”と、ギリギ…