“最高峰のGI”と称される日本選手権競輪(以下ダービー)。今年で第79回を数えるダービーではこれまで多くの名勝負が生まれ、競輪ファンの心に感動のシーンが刻まれていることだろう。今回は「忘れられぬダービーの記憶」と題して、7名の競輪記者によるダービー決勝回顧をお届けする。(構成:netkeirin編集部)2008年3月23日・静岡競輪「第61回日本選手権競輪 駿府ダービー」アオケイ 長谷川剛由記者 この企画を聞いたとき、真っ先に『渡邉晴智が勝った静岡ダービー』が頭に浮かんだ。理由はよく分からない。車券で大儲けした記憶もないし、自分自身でもなんでだろう?という感じだが、とにかく脳内の引き出しから最…