【よさこい賞争覇戦】佐藤慎太郎「競輪道なんて本当はないんだよ」の言葉の本当の意味

  • 「興輪」は佐藤慎太郎のためにある言葉だ競輪を興すために生まれてきた男 佐藤慎太郎(45歳・福島=78期)がGI初制覇を成し遂げたのが2002年11月の高知全日本選抜。ビッグレースの決勝を外すことが珍しいくらいのキレ味を誇り、全国各地のファンを喜ばせ、沸かせてきた。“口が立つから”だけじゃない。 でも、口、は大事。シンタロウの語る言葉の重みは何度も感じてきた。“競輪伝道師”という呼び名をつけるようになったのも、競輪を伝えてくれるから、そのままだった。でも大体、競輪について語ってくれた後に言う。「競輪道なんて本当はないんだよ」……。ある、と信じているから、ない、と言う競輪を、競輪道、を見つめている

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