今年の競輪界では、5月の日本選手権競輪(GI)を山口拳矢が、8月のオールスター競輪(GI)は眞杉匠が初タイトルを獲得。ともにS級1班の若手選手たちだった。グランプリの出場権を獲得し、来年のS班を決めた一方で、今年のS班の中には苦戦を強いられる選手も目立った。競輪祭までの戦いぶりを追いながら、ここまでを振り返る。(構成・編集=netkeirin編集部)2023年S班の9人(photo by Shimajoe) 2023年のS班は、新顔の新山響平を除き、返り咲きの脇本雄太や新田祐大も含め「常連組」が揃った。平均年齢は36歳(11月14日時点)、地区別では北日本4人、関東1人、南関東1人、近畿2人、…