【パールカップ】初代女王となった児玉碧衣が口にした「先行する覚悟」

  • 児玉碧衣の優勝の意味パールの輝きと孤独 宇宙で最も暗い夜明け前ーー。 児玉碧衣(28歳・福岡=108期)は2022年暮れ、病室にいた。「もう、トップには戻れんかも」。レントゲン写真が映し出したものは、絶望と孤独を与えるだけだった。 岸和田競輪場で6月13〜15日に開催されたガールズケイリンの初GI「第1回パールカップ」。完全に閉ざされた貝殻の中で泣いた女王が、光の中に戻ってきた。 パールでしたね。 ガールズグランプリ3連覇。その舞台に上がった人は他にいない。 そこから落ちるかもーー。 なんだか不安なんだ、ひどく淋しいんだ。復帰してから、初勝利、初優勝まで。海の底の砂の中を、出口を探して、息がで

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