競輪選手がなぜ「ライン」を組むのか、そして「ライン」を組んでどのように戦ってきたのか、昔と今でどのような変化がみられるのか。長年競輪を見続けてきた4名の記者に“ラインの変化”について語ってもらいました。【ラインの変化1】『時代は変わっても、ライン戦の面白さは変わらない』 先頭を受け持つ選手が果敢に風を切り、2番手の選手は車間を空けて、別線の仕掛けをブロック、3番手の選手は後ろから内を突かれないように締めて、2番手選手がブロックから戻ってくるのを待つ。頑張っている自力選手を、後ろの選手が最大限の援護をする。 全員が1着を狙うのが大前提でありながら、勝てるのは1人だけ。そのミッションにチームを組ん…