最近は競輪よりも余暇を楽しむ日々が充実するGIタイトル3本を獲った元・一流選手、中川誠一郎。限界説が飛び交うなか、燃え尽きる前の線香花火のように通算500勝を達成した。流れに身を任せる男が競輪のいろはを大ざっぱに紐解きます。【構成=塩次洋太(九州スポーツ)】ーー先月は体力の衰えを感じさせるネガティブな内容が多かったです。その後の心境の変化は。 コラムを読んだ人から、けっこう連絡があったんです。「大丈夫ですか?」とか「辞めないでしょうね?」とか。ーー選手や関係者の人たちからですか。 もっぱら飲み屋のマスターとかコアなファンですね。選手や関係者にはまったく会っていないので誰からも言われませんでし…