【競輪記者と選手】村上義弘は見抜いていた「前田さんは変わりましたよね」

  • 2012年京王閣グランプリ優勝村上義弘のファン歴は22年 競輪担当の記者をやっていて「どの選手が引退したら、一番ショック? 」という話で、「吉岡(稔真)だな…」「滝澤(正光)だろう」「神山(雄一郎)辞めたら…は想像できん」など、昔、先輩方に聞いたことがある。 私の場合は“村上義弘”だった。村上義弘(48歳・京都=73期)がデビューしたのが1994年。私が競輪を見始めたのが2000年で、村上の先行一本の戦いに魅かれた。とにかく誰よりも苦しい道に挑戦しているようだった。 当時、村上と小野俊之(45歳・大分=77期)が大活躍していて、小野によって“番手”という言葉、位置の重みも知ることになるわけだが

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