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すっぴんガールズに恋しました!

ガールズ頂上決戦!ガールズグランプリ2020の出場選手を紹介【石井貴子編】

アプリ限定 2020/12/16 (水) 18:00 8

日々熱い戦いを繰り広げているガールズケイリンの選手たち。
このコラムでは、ガールズ選手の素顔に迫り、競輪記者歴12年の松本直記者がその人物像を紹介していきます。連載開始から土日を除いて毎日更新中!

年末の大一番、ガールズグランプリ2020の出場選手が毎日1人ずつ登場します。今回紹介するのは夏のドリームレースを制した「石井貴子選手」です。


石井貴子(千葉・106期生)

大勝負で示す強い存在感

 岐阜県美濃加茂市の出身。両親の影響で幼いころからスキーを始め大学までスキー中心の生活。一般企業に就職するも、スポーツの道を諦めきれずガールズケイリン選手を目指す。日本競輪学校106期で合格すると在校成績は3位。卒業記念レースは4連勝の完全優勝。2014年5月、西武園のデビュー戦も3連勝の完全優勝。同年のファン投票では1位を獲得、順風満帆に選手生活をスタートさせる。

 2015年9月には地元松戸で開催されたガールズケイリンコレクションで初優勝。同年12月にはグランプリ初出場を果たす。その後も2017年3月(高松)、2018年5月(平塚)、2020年8月(名古屋)とコレクションを4回優勝。2019年7月(別府)にフェスティバル優勝。数々の大勝負でその存在感を見せつけ、ガールズケイリントップレーサーの地位を確立している。グランプリは2年連続2着。今年は優勝だけを狙っていく。

石井貴子の魅力『集中力のオンオフ、そのギャップ』

 狙いを定めたときの集中力はガールズケイリンNo.1。ウォーミングアップ中からヘッドホンをしており、検車場の騒がしさをシャットダウン。自分の世界に入り込み、集中力を高めている姿を取材中何度も目の当たりにしている。

 レースでは対戦相手を冷静に分析して、勝利に1番近い位置を決めていく。スタートから持ち前の集中力で狙う位置へおさまっていく。併走になっても絶対にひるまない勝負根性は圧巻で、勝利をもぎ取る強さが根底にある。

 その一方で、レースが終われば完全にオフモード。勝利の喜びを全身で表現する明るい姿に、人間らしさ・彼女らしさを感じる。

得意戦法と平塚での戦歴 

 大一番では目標を絞って差し勝負一本。普通開催では初日、2日目の予選2走でしっかり自力を出して、自分の状態を確かめていく。決勝は予選2走で得た情報をしっかり生かして、先行、まくり、差しをきっちり使い分けて勝利をつかむ。

 平塚での成績は2016年1月から2020年12月まで5走して1着3回、2着1回、3着3回。2018年5月にはコレクション優勝の実績がある6番車で出場。大本命の1番車・児玉碧衣マークにこだわった。道中で併走になる場面もあったが、意地の追走で後位を死守。最終2角からまくった児玉碧衣をぴったり追走し、直線で差し切った思い出のバンクだろう。

 グランプリは3年連続4回目の出場。ここ2年は児玉碧衣マークで連続2着となっている。今年はどんな作戦を練っていくのか要注目だ。

※次回も引き続き、ガールズグランプリ2020の出場選手を紹介していきます。明日18時には現時点での賞金ランキングトップ【高木真備編】を公開!こちらもお見逃しなく!

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松本直

千葉県出身。2008年日刊プロスポーツ新聞社に入社。競輪専門紙「赤競」の記者となり、主に京王閣開催を担当。2014年からデイリースポーツへ。現在は関東、南関東を主戦場に現場を徹底取材し、選手の魅力とともに競輪の面白さを発信し続けている。

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